ECMにおける音響素子推定について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ECM(Electric Condenser Microphone)の音響素子を推定するための理論式は存在するが、実際はその通りの値になることはない。ECMの感度特性値から最適化アルゴリズムを用いて音響素子値を推定する手法があるが、位相特性を考慮していないため、推定された音響素子値で求めた位相特性は実測値との誤差が大きい。我々はマイクロホンアレーで計測された音波信号をMUSIC法で音波到来方向推定する研究を行っている。目的とする感度特性と位相特性を実現するような、音響素子値を求める必要がある。本論文では、遺伝的アルゴリズムを用い、目的とする感度特性と位相特性を同時に実現するような音響素子値を推定した。その結果、実測値と比較した結果、2[kHz]の時は感度特性値において1.3[dB]、位相特性値において0.047[rad]の誤差で、また3[kHz]時については、感度特性値において0.2[dB]、位相特性値において0.041[rad]の誤差を持つ音響等価回路の音響素子値を推定できた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-03-07
著者
関連論文
- 初秋から秋の環境音の変化
- 1.5テスラMRI装置のボア内の音響インテンシティ計測
- 回折像計測法による組織の構造推定について
- MRI被験者のための骨伝導素子による音声通信システム
- A-10-9 MRI被験者に対する骨伝導スピーカを用いた通話実験(A-10.応用音響,一般講演)
- モルフォロジーによるピッチ変動の平滑化(聴覚,音声,言語とその障害)
- モルフォロジー処理によるピッチ変動の平滑化
- モルフォロジーを用いた連続音声のピッチ抽出
- モルフォロジーによるピッチ検出の検討
- M-フィルタを用いたパルス性信号の除去
- モルフォロジィ・フィルタを用いたパワースペクトルの平滑化
- スペクトル包絡化による減衰特性の推定
- 環境音のフラクタル次元に着目したフラクタル補間の効果
- 時系列信号の予測における埋め込み次元の影響
- ワイエルシュトラス関数のピッチ変動と聴感の関連性
- 自己相似性を持つ信号のピッチ変動と聴覚上の検知
- ワイエルシュトラス関数のピッチ変動が聴覚に及ぼす影響について
- フラクタル次元とピッチ変化させたワイエルシュトラス関数と聴覚の関係
- フラクタル次元の異なる音圧波形の聴覚での判定
- 2つの時系列信号を用いた信号予測について
- 2つの時系列信号を用いた信号予測
- ヘリコプター音の時系列予測について
- タケンス法による時系列信号予測における参照信号数の影響
- A-10-1 MUSIC法を用いた遠方距離に存在する焦点の位置推定
- マイクロホンアレイを用いた遠方距離領域に存在する焦点の位置推定法
- MUSIC法を用いた焦点位置推定法
- マイクロホンアレイを用いた凹面振動子の焦点位置推定
- 振動子の焦点位置推定におけるMUSIC法の応用
- マイクロホンアレイを用いた振動子の焦点位置推定法
- 組織構造推定におけるthreshold filterの応用
- A-10-8 ガス管の接続部の位置検出(A-10.応用音響,一般セッション)
- A-10-9 音響管内の反射位置検出(A-10. 応用音響,一般セッション)
- A-10-5 管内を伝播する反射波の検出に関する研究(A-10.応用音響,一般講演)
- A-10-4 管内を伝播する反射波減衰に関する一検討(A-10.応用音響,一般講演)
- A-10-7 マイクロホンアレーを用いた到来方向推定における感度位相補正について
- A-10-6 MUSIC法による低周波音のパワー推定
- 音波到来方向推定におけるマイクロホン間の位相差による影響について
- 遺伝的アルゴリズムを用いた空間平均法の最適化
- リニアアレーを用いた移動音源の方向推定
- 平面アレーを用いた静止音源の2次元方向推定
- D-14-5 音声における双子話者の類似性
- マイクロホンアレーによる移動音源の速度推定
- LPC分析における極に着目した教師信号の作成に関する研究
- D-14-11 Haar変換による時系列フィルタの作成
- D-14-19 LPC分析によるフィルタのパラメータ設定
- 振動音響伝搬系のインパルス応答の自己相似解析(留学生による日本語技術論文)
- A-10-6 空間位置における室内インパルス応答のアトラクタ解析(A-10.応用音響,一般講演)
- 室内インパルス応答におけるアトラクタ解析
- A-10-3 廊下の歩行時の音環境(A-10.応用音響,一般講演)
- A-10-2 室内インパルス応答のアトラクタ解析(A-10.応用音響,一般講演)
- 室内音響信号におけるアトラクタ解析(音響・音場再生及び音楽音響,一般)
- 室内音響信号におけるアトラクタ解析
- 床衝撃音の自己相似解析について
- 床衝撃によって生じる階下の室内音の減衰特性
- 床衝撃音における振動の関連度について
- 自己相似解析を用いた床衝撃音のインパルス応答(音響信号及び音声処理,エンハンスメント/一般)
- 音響インテンシティ法を用いた室内音響特性の測定
- 自己相似構造解析を用いたインパルス応答への応用
- A-10-11 室内インパルス応答の自己相似構造解析(A-10.応用音響,基礎・境界)
- 音響インテンシティ法を用いた室内反射音の到来方向推定(立体音響・音場制御/聴覚/一般)
- 自己相似構造解析を用いて室内音響特性の抽出(音楽の音合成と音響・音場再生, HDA/一般)
- TLM法を用いた音響管のモデル化(音楽の音合成と音響・音場再生, HDA/一般)
- 自由振動する膜の音響ホログラフィ
- インテンシティ法による膜の振動モードの推定
- ウィンドウ処理による音響ホログラフィの再生に関する研究
- A-10-7 環境音のフラクタル次元(A-10.応用音響,一般セッション)
- A-10-8 3テスラMRI装置の検査テーブル上の騒音レベルの測定(A-10.応用音響,一般セッション)
- 虫の音による秋の環境音の変化
- MRI装置の周囲における駆動音の音響インテンシティ計測(研究速報)
- A-10-10 MRI装置の駆動音の音圧と傾斜磁場強度の関係について(A-10.応用音響,一般セッション)
- MRI検査室内における音響インテンシティ測定(研究速報)
- A-10-3 MRI検査における駆動時の音響インテンシティ計測について(A-10.応用音響,一般セッション)
- 適応アルゴリズムの減衰係数の修正法について
- マルチチャネルエコーキャンセラのための適応アルゴリズムについて
- ファジィ学習同定法のステップゲイン推定に関する考察
- 学習同定法のステップゲインと残差信号について
- A-10-9 MRI装置周囲における連続駆動音の音響インテンシティ計測(A-10.応用音響,一般セッション)
- アレーマイクロホンの素子数による近距離場での到来方向推定
- 近距離音場における相関音波の到来方向推定
- 受診信号の位相差を近似した場合の誤差に着目した到来方向推定
- 近距離場における受波音波の位相差を用いた音源位置推定について
- マイクロホンの位相差を用いた近距離場での到来方向推定について
- 近距離場の低周波音源の位置推定について
- 音響ホログラフィを用いた熱源による音場の変化の可視化
- 近距離場での低周波音到来方向推定
- 低周波音の到来方向推定について
- 近距離場における低周波音源の到来方向推定について
- 低周波音の到来方向推定におけるMUSICスペクトラムの尖鋭度について
- A-10-19 MUSIC法による低周波音到来方向推定(A-10. 応用音響)
- A-10-18 近距離場における低周波音の到来方向推定(A-10. 応用音響)
- マイクロホン設置誤差による方向推定分解能について
- MUSIC法のパラメータ値の違いにおける推定分解能について
- 指向性重み付けによる到来方向推定
- 相関波の存在する環境下での到来方向推定
- マイクロホンアレー設置における方向推定誤差について
- 平面マイクロホンアレーを用いた反射波の検出
- パネル周辺部の音響インテンシティ測定
- A-10-10 音響情報からみたコンクリートのひび割れのモデル化(A-10. 応用音響)
- MUSIC法を用いた焦点位置推定法
- 音響ホログラフィを用いた多構造材料の反射特性の計測