任意形状の振動子が生成する速度ポテンシャルの簡易計算法について

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概要

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振動子により生成される音場の音圧はRayleighの方程式で表される。その平面振動子における式は2次元積分で与えられる。そしてこれは、観測点からの距離および振動子の形状により決定されるリング関数を用いることにより1次元の式に表現できる。リング関数は、円周のうち、振動子に含まれる弧長の割合で与えられるのであるが、振動子の形状が複雑である場合、これを求めることは難しい。本論文では、2つの簡単なリング関数の計算法を述べている。また、長方形と正三角形の振動子の場合についてリング関数の計算例を示し、そのうち長方形における簡易計算法のシミュレーション結果を記述している。その結果、リング関数の理論値との2乗誤差は3×10^<-6>以下となっている。従って、この手法は音場の解析に有効であるといえる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-12-20

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