ハードウェアの簡単化のための加減算処理による画像圧縮アルゴリズム
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概要
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筆者らは, 画像圧縮回路の簡単化を目的として, 加減算処理を用いたマルチレート離散コサイン変換(MR-DCT)を提案した. しかし, このMR-DCTはDCTと比較して, 再構成画像の画質が劣る. そこで, MR-DCTで画質が劣化する原因を調査した結果, 帯域外高周波成分がDCTと異なり低い周波数に影響することが原因であることが分かった. また, 画像圧縮回路の簡単化を考え, 加減算処理を主としたその他の画像圧縮アルゴリズムとして, 可逆・非可逆符号化を実現できる画素平均値とその差分を用いた手法と, 加減算処理の離散ウォルシュ変換からDCT係数を求める手法, 更に, ローパス特性をもつ射影法を用いた画像データの1次元データ変換法を提案する. そして, 各手法による画像圧縮シミュレーションの結果を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-03-08
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