動画像符号化に適した符号語同期特性の改善法(PROTECTS)
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概要
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移動通信において動画像信号を伝送するためには、移動通信特有の符号誤りの多い伝送路に対応した誤り耐性の強化が求められる。一般に動画像符号化方式は複数の技術を組み合わせたハイブリッド符号化により情報圧縮を実現しており、その符号化データは符号構成、符号長の一定しない可変構造をもつ。このような符号化では、わずかな符号誤りが符号構造の誤解を招き復号画像に破局的な劣化をもたらす。そこで、確実な同期確保法と誤り感度に応じたビット選別誤り訂正を効率的に組み合わせることにより、符号量の増加を抑えながら誤り耐性を強化し、また動画像符号化方式そのものとは独立して通用することのできる技術として、PROTECTS (Priority-based Re-Ordering Technology for Error Control and Tough Synchronization)を考案した。本稿では、PROTECTSに用いられる個々の技術の効果について述べるとともに、PROTECTSによる誤り耐性の向上効果についての評価結果について述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-05-20
著者
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