MPEG-4システムレイヤ多重化方式における伝送誤り特性の検討
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概要
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MPEG-4は様々な用途に適用可能な次世代マルチメディア伝送技術として, 現在標準化作業が行われており, 移動通信環境など誤りのある伝送路もその範疇に含めている. 従ってそのシステムレイヤ, さらにそこで用いられる多重化方式についても誤り耐力が求められる. 本稿では, このMPEG-4システムレイヤの誤り特性の評価を行う. 現在検討されている多重化方式においては, 画像・音声・音響符号化出力をーつのフレームに多重化する際, そのマッピング情報をフレームのヘッダ情報として付加するが, この情報が誤った場合そのフレームの多重分離が正常に行われず, 上位レイヤにおけるフレーム消失・挿入の原因となる. 従ってこの情報の誤り保護が非常に重要である. 本報告では, 現在提案されている多重化方式の特性を, このヘッダ誤り特性に着目し, ランダム及びバースト誤り環境下において評価する. また, このヘッダ誤り耐性の改善法を提案し, その特性を計算機シミュレーションにより評価している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-11-14
著者
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