RLS 位相推定による適応位相制御方式
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概要
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本論文は周波数誤差の存在下において高速な位相同期特性を実現するため,逐次最小2乗(RLS: Recursive Least Squares)アルゴリズムのバースト信号復調器への適用法について検討している.特に,キャリヤ周波数誤差の存在下における同期検波用の位相制御アルゴリズムとして,周波数誤差による位相変動を状態遷移関数として表すことを提案し,その具体的アルゴリズムを導出する.また,このアルゴリズムの理論的な収束特性および追従特性が通常のRLSアルゴリズムと一致することを明らかにする.次に,このアルゴリズムをπ/4-QPSK遅延検波器の周波数制御回路と16QAM準同期検波器の位相制御回路に適用し,周波数誤差の存在下において,約10シンボルで初期収束が完了する優れた特性をもつことを実験的に明らかにしている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-12-25
著者
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