多重波到来方向推定用リニアアレーアンテナの開発
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概要
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陸上移動通信におけるマルチパスフェージング対策技術として, アダプティブアレーアンテナや, これと等化器を結合させたものなどが検討されている. アダプティブアレーアンテナのアンテナ配置やアルゴリズムなどを検討する場合, 多重波の遅延時間及び到来方向などの伝搬特性を解明する必要があるが, これらの伝搬特性はこれまでにほとんど報告されていない. 今回, リニアアレーアンテナと遅延プロファイル測定装置を用いて2次元空間上の遅延プロファイルを測定して多重波の到来方向を推定する方法について提案する. また, 多重波の到来方向特性を推定するためのリニアアレーアンテナの諸元及び基本特性と, 電波無反射室での到来方向推定実験を行ったので結果について報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-01-24
著者
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