推論を展開するインパルスを転送する神経回路のしくみ

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概要

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インパルスのパターンを探索するように転送して、その活動を回路網に記憶できる脳の機能を表現するモデルを提案する。正のインパルスの発火パターン(イメージ)を情報とすると、それを接続点群に記憶できる。この回路ユニットの待機状態を負とすると、この回路はそれを形成したインパルス群を認識できる。また、この回路は回路を形成したインパルス群を再生できるのでワーキングメモリとしての機能を持つ。インパルスの発火パターンで活動しながらルートを作るこの回路網は結果としてデジタル的な状態の遷移をもたらす。また、この要素で作るループは正のインパルスの印加で連続的にインパルスを発生し始め、それを負のインパルスの注入で消去できる。インパルス駆動型の短期記憶ループにインパルスを送ることによって活動を保持して処理することもできる。
2002-03-07

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