文章理解のための意味・文脈解析の試み

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概要

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10万語の語彙辞書と、オーソドックスな解析手法の組み合わせで、どの程度の文章理解システムが実現できるかの試みを行なった。本研究では、対象とする文章を限定しないことを目標とし、a)対象文章に依存しない意味・文脈解析を実現する。b)対象分野についての知識や対象世界モデルを持たず、高度な推論は行なわない。検証のためのシステムとしては、比較的短めの物語文章や新聞記事などを解析し、その文章に関するユーザからの質問に対して応答文を生成する質問応答システムStoryReaderを作成した。その正答率は多く見積もって5割程度であるが、語彙辞書と解析系の精度を向上させることで、ある程度汎用的な文章理解システムが可能であると考えている。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-07-21

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