ドメインごとにエージェントを導入した音声ガイドシステム
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概要
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本稿では,音声ガイドシステムにおいて,ドメインごとにエージェントを導入した対話モデルを提案する。複数のドメインを扱える対話システムでは,ユーザは,異なるドメインにまたがる知識をシステムが持っていると錯覚し,システムの能力を越えた質問をすることがある。そのような誤解を避けるために,複数のエージェントを用意し,ドメインごとに切り替える。さらに,一つのドメインに対しても異なる対話戦略を持つ複数のエージェントを切り替えることで,ユーザの知識レベルや好みの差異にも対応できる。また,ユーザと各エージェント間に加え,内線案内のようなドメインでは検索対象者を含めた待遇判定を行い,さまざまな人間関係に対して適切な応答を生成することで,より自然な対話の実現を可能とした。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-07-20
著者
-
藤田 稔
キヤノン情報メディア研
-
八木沢 津義
キャノン(株)情報メディア研
-
藤田 稔
キャノン(株)情報メディア研究所
-
酒井 桂一
キヤノン 情報メディア研
-
酒井 桂一
キヤノン情報メディア研究所
-
酒井 桂一
キャノン(株)情報システム研究所
-
八木沢 津義
キャノン(株) 情報メディア研究所
-
藤田 稔
キヤノン(株)情報システム研究所
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