ピッチ周期可変伸長処理と窓掛け処理による線形予測分析の精度改善
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概要
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本論文では,線形予測分析・合成によりピッチ周期を可変伸長処理し,ピッチ周期毎に窓を掛け波形を分離して,フレーム内の波形を一括線形予測分析することにより精度を改善する方法を提案した.このような処理を施した波形を分析することによって,個々の窓掛けピッチ周期波形はピッチ周期無限大の一部とみなせ,隣接するピッチ周期波形に影響を及ぼさない.これによりピッチ周期の影響を軽減でき,分析精度を改善できることを示す.また,自己相関係数から求めた残差のピッチパルスと残差を求めた線形予測係数とによる合成波形の振幅の増大が改善される.そして雑音付加音声において,提案法が従来の線形予測分析と比較してどの程度の雑音量まで耐性があるかを検討した.
- 2002-12-12
著者
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