スペクトルのある帯域に大きなパワーをもつ雑音混入音声の基本周波数推定
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概要
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雑音混入音声のスペクトルは雑音の影響で調波構造が明瞭でない帯域が多い.スペクトルの調波構造の明瞭な帯域を増やすために振幅スペクトルの変調を用いる.雑音の特徴によっては変調の効果が小さい場合がある.そのような場合はある帯域に雑音が偏在し,大きなパワーを持つ場合であり,雑音の影響を抑圧するために,前処理として振幅調節を施した振幅スペクトルを用いることを提案している.変調においても複数の変調周波数を用いて行い,さらに反復の効果を検討し,効果のある反復回数を組み込んだ基本周波数推定法を提案している.変調を用いている従来法(ACS-CM)より,走行自動車内雑音混入SNR 0dBの音声においては30%程度推定誤りを減らすことができた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-11-13
著者
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