分散網における多段中継系の遅延について : ポアソン到着に近い場合
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概要
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分散形通信網において個々の固定長へッダ付きブロック(HB)ごとに経路選択を行わせる場合の遅延について考察する.発着段間の多段中継系の各段に次のトラヒック条件を課す.各段でHBの到着過程がポアソン過程に近い.各段の着目経路のHB流は経路外のHB流と無相関でありかつその段での到着率の半分以下の流量率をもつ.経路外から流入するHB流はポアソン過程かまたはそれに近い.段間で交流する各トラヒックの流量率はそのトラヒックの発段が呈する到着率の(1/2)^T倍以下(Tは経由段数)とする.次の結果を得た.各段で負荷率が等しくρである場合のパーセント遅延の下界および上限は,重み付けを行ったPollaczek-Khinchineの公式の和で与え得る.その下界に対する重みは,各段での負荷率を現実的な負荷率範囲の上限ρ0に等しく設定した遅延の確率密度関数の畳込み計算によるパーセント遅延から求め得る.上限に対する重みは同様にρ0=ρの設定で求め得る.下界は各段で着目経路のHB流がその段での負荷率の半分を占める状況で,上限は各段が無相関の状況で,それぞれ生じ得る.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-08-25
著者
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