光線路試験用大容量L×M型メカニカル光スイッチの設計と特性

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
光アクセス網の建設・保守業務の効率化をはかる試験システムには, 試験装置, 光アクセス部品, 光スイッチおよび試験光のフィルタリング部品等の要素技術が必要である.このなかでも, 光スイッチは接続ごとの光損失変動が小さく, 高密度, 低損失, 光波長無依存, 極性無依存を実現することが重要であり, これらの特性は試験システムの性能に大きな影響をもつ.本論文では, まず単心光ファイバコネクタを用いた光スイッチと多心光ファイバコネクタを用いた光スイッチを組み合わせたL×M(10×12,000)メカニズム光スイッチの構成を提案し, 光スイッチの所要特性を満足するための設計法を明らかにした.また, これらの設計法に基づいて光スイッチを試作し, 光接続損特性, 信頼性等の評価を行った結果, 当初の目標特性を満足することを確認した.更に, 多心コネクタを用いたメカニカル光スイッチの漏話値を計算し, 測定によりその妥当性を明らかにした.
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-11-25

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク