大規模ATMスイッチの一構成法
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概要
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ATM普及期の交換機に必要となる大規模ATMスイッチを構成するための一手法を提案する.本提案手法は,大規模なATMスイッチを3段クロス網にて得る場合,初段と最終段に共通バッファ型ATMスイッチを,中間段に入力バッファ型ATMスイッチを使用することを特徴とする.3段クロス網にて種々の規模のATMスイッチをシリーズ化して実装することを考えると,中間段に規模拡大容易なATMスイッチが必要になる.このため,中間段には入力バッファ型を採用する.初段と最終段には,セル廃棄率劣化を防ぐ観点から共通バッファ型を採用する.ここで提案したATMスイッチのセル廃棄率を計算機シミュレーションにより調べた.これによると,内部リンク速度の高速化およびフロー制御を行えばセルの廃棄率の劣化はなく,また,大規模化に伴ったセル廃棄率劣化も無視できることもわかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-25
著者
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