高速動作向き ATM スイッチ : バレルスイッチ
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概要
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ここでは,バレルスイッチと呼ぶATMスイッチのアーキテクチャを提案する.提案するアーキテクチャは2入力2出力の単位スイッチをn/2×n個,円筒の周りに配し,その間を接続した形をもっている.提案するATMスイッチの特徴は以下のとおりである.(1)高速動作(例えば2.4 Gbit/s以上)をねらうに適したアーキテクチャである.(2)多段自己ルーチングスイッチであり,かつノンブロッキングである.(3)コピー接続の実現も可能.(4)ビルディングブロック構成が可能であり,拡張性に優れる.更に,計算機シミュレーションにて得られたバレルスイッチの遅延/廃棄特性について言及する.シミュレーション結果によると,ランダムトラヒックの場合,64×64のバレルスイッチのセル廃棄率,平均遅延特性とも,実使用環境では問題ないレベルである.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-11-25
著者
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