機能量尺度に基づく情報システムのコスト評価
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概要
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本論文では, 情報システムの規模を, 機能の量, 価値を加味した価値量, 開発条件を加味した開発量の3段階で計測する新しい規模評価尺度を提案し, これらの尺度を用いてシステム評価を行う体系を提案する。このうち, 機能量はファンクションポイント法で計測する。価値量は, 著者等が開発した品質特性体系(利用者用と開発者用の2種類の特性木からなり, 相互にm対nに対応関係がある)に基づくチェックリストで品質を評価し, 機能量を補正して求める。開発量は, 開発条件別に設定した標準生産性を用いて, 記述量(ソース行数や文書ページ数等)や作業量(工数)として算出する。これらの新しい規模尺度を用いることで, 複数のシステム開発計画案の比較検討やコストの予実管理, 開発プロセスの改善等を効率的に行うことが可能になる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-10-01
著者
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