電中研法ファンクションポイント法の改良と適用対象の拡大
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概要
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本論文では,情報システムの機能量(機能的規模)を計測するファンクションポイント法(FPA)の一派生手法である電中研法FPAの改良について述べる。改良版(第2版)の電中研法FPAでは,IFPUG法をはじめとするFPA手法群に共通する問題点である,計測粒度が不統一で計測値に個人差が生じがち,熟練者でも計測洩れや誤計測を犯しがち,計測技術の習得が難しい,事務処理分野のアプリケーションにしか適用できない,という4点を解決するために,「利用者の定義」の明確化,アプリケーション層とシステムソフト層分離による計測境界の3次元化,系統的な機能分析手順の導入等を行った。この改良の結果,計測精度の向上,適用可能分野の拡大,手法習得の容易化が達成できた。
- 1997-05-30
著者
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