バイオメトリック個人認証を用いたアクセスコントロール高信頼度化のための一手法

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概要

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バイオメトリック個人認証では、パターン認証技術の適用を前提とするため、必ずしも十分な認証精度が得られないという問題が存在する。この解決手段の一つとして、本稿では誤り訂正符号を用いる手法を提案する。提案手法は、バイオメトリック情報を一つに固定することなく、複数組み合わせて認証を行う多重バイオメトリクスに適用できることも特徴としている。その第1の方法は、組織符号化を用いるものであり、複数のバイオメトリック情報の一部が変動した場合においても、符号化の過程で生成されたパスワードを入力することにより、符号の訂正能力の範囲内において正しい個人認証が可能となる。また、第2の方法は、非組織的符号化法を用いる手法であり、個人認証システム内に個人情報が残留することを防止できる特徴を有する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-11-10

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