指さし動作の解析による物体認識
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概要
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本論文では、人間の指さし動作を認識過程に含めた物体認識の手法を示す。指さし動作とは手が視線上でない位置から移動し、視線上で停止することによって物体を指定する動作であると仮定し、その物体の位置や大きさは環境モデルとして提供される。カメラの視野に人が現れたことを検出したのち、ステレオカメラにより獲得した人間の3次元データを用いて人間の位置を決定し、手の動きを実時間追跡することによって指さし動作を識別する。そして空間における顔と手の位置から指さし方向を推定し、指さしの方向線と環境モデルのそれぞれの物体との交差計算を行うことにより、指定されている物体を決定する。指定されている物体を決定する際には、物体のポテンシャルフィールドと、指さし方向のポテンシャルフィールドを用いる。
- 2002-03-08
著者
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Michael Hild
大阪電気通信大学総合情報学部
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ヒルド ミヒャエル
大阪電気通信大学大学院
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吉田 一展
大阪電気通信大学院 情報工学専攻
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橋本 元信
大阪電気通信大学院 情報工学専攻
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吉田 一展
大阪電気通信大学大学院 工学研究科 情報工学専攻
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橋本 元信
大阪電気通信大学大学院 工学研究科 情報工学専攻
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