マルチメディア・バーチャル・ラボ(MVL)実現のための高速ネットワーク利用技術

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概要

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マルチディア・バーチャル・ラボ(MVL)とは、遠隔地に展開する研究者や研究施設、研究情報等を広帯域な通信回線によって有機的に統合することにより、あたかも一つの研究所で共同研究を行っているような環境を提供する新しいタイプのラボの概念である。筆者らはMVL実現のための手法としてバーチャル・リアリティ技術に着目し、「VR on Gigabit Network」をキーワードに、高品位な仮想空間を広帯域ネットワークを介して共有するための研究開発を行っている。本論文では、高品位な仮想空間を広帯域ネットワークを介して共有するために必要な要素技術について述べ、ギガビットネットワーク(JGN)上で実現した仮想空間共有のプロトタイプ(ビデオアバタ、触覚共有)について説明する。最後に、将来的に要素技術がどのように統合され、MVL環境を構築するのか展望を述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-11-01

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