トラヒック計測に基づく呼受付制御
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概要
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ATMネットワークにおいて様々な特性を持つトラヒックに対しQoS要求を満たしつつ網リソースを効率的に利用するためには、呼受付制御(CAC)は重要な制御方式のひとつである。CACにおいては呼が網内で占有する帯域、すなわち仮想帯域(effective bandwidth)の推定が重要である。仮想帯域の推定には、利用者申請のパラメータの値に基づいて呼を特定のトラヒックモデルで近似する方法が一般的である。しかし一般に、種類の異なるトラヒックを良く近似するようなトラヒックモデルのパラメータは、利用者にとって取得が難しいという問題がある。この問題を克服するために、[1]等で研究されているように、トラヒック計測を制御に利用することが考えられる。[2]、[3]によれば、予め定められたトラヒックモデルを経由することなしに呼の仮想帯域を実際の計測値から推定することができる。本校では、[2]で提案されているトラヒック特性の計測法を用いて仮想帯域を推定し、その値に基づいて動作するCAC方式を提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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吉田 万貴子
日本電気(株)c&c研究所
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吉田 万貴子
Nec C&cメディア研究所
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吉田 万貴子
Nec C&c研究所
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田部 尚志
NEC C&C研究所
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田部 尚志
NECモバイルコミュニケーション事業部
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田部 尚志
Nec C&cメディア研究所
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