液晶ディスプレイの実装技術
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概要
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液晶産業が拡大し続けている。1993年度の生産規模は、通産省統計によると前年度比28.1%増の4,294億円に達した。今後しばらくは年率20〜30%の伸びが期待されていて、94年度は5,400億円、1996年度は1兆円、2000年には2兆円とも4兆円とも言われている。1971年シャープが、初めて液晶ディスプレイを電卓に採用して以来四半世紀が経過したが、液晶ディスプレイは今や完全に新しいディスプレイのスターとなった。そして、これに伴い液晶ドライバーICの生産数量も拡大の一途をたどっている。1993年度の生産数量は2億7千万個(シャープ推定)に及ぶ。現在の液晶ドライバー用ICの一部は、プラスチックパッケージや、COG(Glass On Chip)のためのベアチップとして供給されているが、ほとんどはTCP(Tape Carrier Package)である。これは、TCPが液晶ドライバー用ICのパッケージとしてもっとも適切であると考えられているからである。本稿では、液晶ディスプレイ実装の中核を成す液晶ドライバー用ICとして現在最も多用されているTCPの、最近の実装技術について紹介する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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