循環流路系による生物的形成系の基礎系としてのDDS的システム : ハイパーホスピタル:HH基礎系上のドラッグデリバリシステム:DDS

概要

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伝子工学 (一般化された伝送工学) の立場から, 人工的システムの進化過程を見るに, その基礎系に生物的系がある。それは, 生体形成系と, 代謝機能系から成りたつている。今回は, 生物的災厄対応のシステムの基礎的系としてのハイパーホスピタル系, その機能体の, 形体形成, 代謝機能の部分を, 生体個体の循環系と併せて考えて見る。都市道路網をつくり, その上を物資が流通し, 施設を構築したり, 消費等の需要に対応する. これを, イオンチャンネル系としての流路的代謝システムのモデル化が考えられている。今回は, 必要なものを, 必要なところへ, 配達する, いわゆるデリバリーシステを, ハイパーホスピタル機能の達成を目標に, その基礎系のモデル化を考える。特に今回は, 体液循環流路系の典型系に, 血管系があるが, これを, 多モード伝送路系の基礎系としての水流流路系, その流体フィルタ, 流体論理回路的機能を基底にして, その上で, 行き先指定, 又, その場, その場の状況に対応して目的を達成するという方向で考える。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-03-06