B-10-154 PDSマルチレート伝送方式に於けるONUタイミングモジュール

概要

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これまでアクセス系に於いて検討が進められてきたPassive Double Star (PDS)方式は、ファイバとOptical Service Unit (OSU)を複数のユーザで共用することで経済的な伝送システムを実現するものである。この際、同じ系に繋がるユーザは、一律の伝送速度を有するOptical Network Unit (ONU)を使用することを前提としている。そのため、一つのONUの伝送速度を上げる場合、そのONUの伝送速度に適した別のOSUに収容するか、もしくは他のONUを含めた系全体の伝送速度を上げるなどの方法を取る必要が生じる。この問題を解決する方法として、我々は固定時間長パケットを用いたマルチレート伝送方式の提案を行ってきた。しかし、PDS方式に用いた場合、マルチレート伝送特有の問題が生じる。本稿では、マルチレート伝送をPDS方式に適用した場合に於いて、ONUでのタイミング抽出に関する問題点とその改善方法を示し、またその効果を実験により示した結果を報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-03-08