手話映像の階層的分割および提示手法

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概要

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手話は視覚言語であるから, その記緑にはVTR等の映像媒体が用いられる. しかし, VTRは通常再生や正逆方向の高速再生等のシーケンシャルアクセスが基本であるから, 記録内容の検索や慨要把握には適していない. したがって, 例えば講演会における手話映像のVTRからのテキスト起こしや, 過去のVTRの内容検索に時間が掛かるという問題があった. 一般的な映像に対して, このような問題を解決するために, カット点抽出技術を応用したアプリケーションが実用化されている[1]. しかしながら, カット点が殆ど存在しない手話映像には適用できなかった. そこで我々は, カット点の変わりに手話動作の大きさに注目し, その大小に応じて手話映像を階層的に分割する手法を考案し, その効果を確認した. 更に本提案手法によって階層的に分割された手話映像を, その階層にしたがって提示する手法についても提案する.
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-03-06

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