稚内における超高層大気観測用VHFレーダと宇宙・航行分野での利用の可能性
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概要
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日本の最北端の稚内に設置した超高層大気観測用のVHFレーダ装置について、そのシステムの諸元、性能、ソンデ観測とレーダによる風速測定との初期比較結果等について示す。このレーダシステムは、対流圏や下部成層圏の風速、中間圏から下部熱圏の風速や電離圏観測が可能であり、電波の伝わり方に密接な関係のある電離圏・超高層大気と対流圏や成層圏の下層大気との上下結合の研究のために開発されたものである。本システムは、1分の高時間分解能で、高度20km付近までの風の連続観測が可能なため、成層圏プラットフォームや次世代SSTの研究開発のための基礎データ取得だけでなく、飛翔体の打ち上げや航空気象予報等の宇宙・航行分野での実利用の可能性について述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-01-18
著者
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加藤 久雄
通信総合研究所
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五十嵐 喜良
NICT
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五十嵐 喜良
通信総合研究所
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斎藤 義信
総務省 通信総合研究所 稚内電波観測所
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五十嵐 喜良
情報通信研究機構
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加藤 久雄
通信総合研
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池田 真帆
通信総合研究所
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山崎 亮三
通信総合研究所
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巌本 巌
通信総合研究所
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五十嵐 喜良
総務省 通信総合研究所
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池田 真帆
総務省 通信総合研究所
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山崎 亮三
総務省 通信総合研究所
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加藤 久雄
総務省 通信総合研究所
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巖本 巌
総務省 通信総合研究所
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巖本 厳
総務省 通信総合研究所
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