カオスの内部状態を利用した文字の暗号化と復元
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概要
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カオスを工学的に応用していくことを目的として、カオスを電子回路で発生させる研究が行われている。差分方程式で表される離散時間モデルにしたがった電圧モードのカオス発生回路により発生させた離散時間列を用いて、文字の暗号化と復元を試みる。離散時間列として得られるカオスの内部状態は、分岐、発散、収束という性質を持つ。カオスの分岐を利用して文字を暗号化し、発散と収束を繰り返す離散時間列のうち予測可能な範囲を利用して文字の復元を行う。文字の暗号化と復元を通じてカオスの工学的応用の可能性を探求する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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