帳票上で文字との重なりを持つ罫線の除去方式
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概要
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より一般的な帳票を読み取るOCRにおいて、帳票に記入された文字が罫線と接触している場合に、その画像から文字だけを抽出する(罫線だけを消去する)必要がある。この種の従来技術としては、記入枠の内側の輪郭線に沿って強制的に切断して文字を抽出する方法や罫線の存在領域において罫線と垂直な方向に罫線幅分のみ連続する黒画素を消去する方法(以下、従来方式Aと呼ぶ。)等かある。しかし、これらの方法で抽出された文字の輪郭線は出っぱりや途切れを生じることがあり、輪郭線を追跡して認識を行う認識方式を用いる際に悪影響を及ぼす。本報告では上記問題点を解決し、なめらかな輪郭線を得られる罫線除去方式を提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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