動きベクトル測定における画像勾配の考慮
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概要
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動き補償TV符号化等で動ベクトルの重要性が高まっている.さらにその高度化のため,動ベクトルの内挿や領域分割等の処理が検討されている.一方,単一画素に着目する勾配法V・grad_<x,y>g(x,y,t)+∂/∂t g(x,y,t)=0あるいは,U g_x+Vg_y+g_t=0ここに,u,v:動ベクトルVのx,y成分,g_x,g_y,g_t:g(x,y,t)のx,y,t方向微分,や,測定するブロック内画像が単調な場合では,周知のように,動きベクトルVは,下記からなる.(i)画像の勾配方向(等輝度線の法線)の有意成分Vn(ii)これと直交する接線方向の無意成分Vt,このうち,(ii)は,符号化だけなら実害は軽微であるが,上記の処理には深刻な影響を与える→【3】.ここに,周知の「無意成分の存在」を再確認し,さらに,これに関連した測定の効率化手法について述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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