ポリアミノ酸液晶配向膜による液晶の電場応答高速化
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概要
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演者らのグループでは、新しい概念の有機配向薄膜作製法(Chemical Reaction Alignment: CRA法)を提唱し応用に関する研究を続けてきた。特に、ポリーγーベンジルグルタメート(PBG)をCRA法で製膜すると、PBG分子が基板と同一高分子末端基で共有結合するために、双極子モーメントを打ち消し合わず、CRA膜全体が配向した双極子層として振る舞うことを見出している。1)今回の発表では、PBG-CRA膜による界面ペンチルシアノビフェニル(5CB)の電場応答の高速化について報告し、高速化する機構にPBG分子がどのように貢献しているかについて解説する。さらに、水素結合型掖晶を用いた場合、界面だけではなくバルクの液晶の電場応答も加速することができることを見いだしたので併せて報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
-
加藤 隆史
東大生研
-
佐野 健二
東芝研究開発センター 環境技術ラボラトリー
-
浦野 妙子
東芝総研
-
浦野 妙子
東芝研究開発センター
-
町田 茂
東芝研究開発センター
-
浦野 妙子
(株)東芝 研究開発センター
-
佐野 健二
(株)東芝 研究開発センター
-
佐野 健二
東芝
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