セルベース信号方式の基づくマイクロ交換機分散網の呼設定方式の一検討

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概要

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本稿では、マイクロ交換機を多段結合したアクセス網における呼制御処理の対案比較を行っている。従来、マイクロ交換機分散網は、単一交換機の中で処理されていた呼設定が多数のマイクロ交換機の連携によって実現されることになる。多段交換機を経由することによって接続遅延が生じる。また、交換機を分散配置する以上は多段交換機間の回線資源の有効利用が可能な呼設定方式が求められる。そこで、経由ノードでの終端なしに任意のノード間で信号交信が可能なセルベース共通線信号方式の活用、経由交換機であらかじめパスを設定しておけば接続遅延を削減できることに注目した対案をあげた。そして、接続遅延、リンク資源量、処理の集中性の評価を行った。その結果、回線を部分区間で固定的に結合する部分結合リンク呼設定方式が最適であることがわかった。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-10-29

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