複数のQoSをサポートするVC/VPインタフェースの検討

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概要

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将来のATM網では、音声、映像、データといった多様な通信品質を要求するマルチメディア通信が行われる。本研究では、ATM網で、複数のQoS(サービス品質)を保証するために、VC, VPインタフェースにおいて、一元的にQoS制御法を行う方式を検討した。その結果、遅延のみに関してQoSクラス分けを行い、低遅延のVCを優先的に転送するVPに、遅延を許容するVCを非優先で転送する方式により、従来使用されていなかった高品品質VPの空き帯域に、低品質のVCを10から100本程度収容できることを示した。また遅延とセル損失に関してQoSクラス分けを行い、VP上に各クラスの優先使用帯域を割り当て、低遅延のVCは他のクラスの空き帯域も使用する方式により、低遅延VCの遅延が従来方式に比べて、1ノード当り1ms以上減少することを示した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-05-26

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