海洋音響トモグラフィーとATOC : 全球的海洋変動の音響温度計測
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概要
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海洋音響トモグラフィーシステムは, 1, 000km四方の海洋空間の三次元構造のリアルタイム観測を可能とする海洋観測システムである.このシステムの開発には.水中音響, 情報通信, 逆問題解法, 係留技術, GPS, 衛星通信等の進歩が不可欠である.一方, 地球温暖化の検出には, 音波の長距離伝搬特性を利用して, 海水の平均水温の上昇を監視することが有効であり, そのため海洋音響トモグラフィーで確率された音波の伝搬時間の測時技術をもとにしたATOC計画が進行している.これらは, 21世紀の海洋観測システムとして活用されるものである.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-05-25
著者
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