遺伝的アルゴリズムとエッジ点の線分領域へのグルーピングを利用するだ円検出
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概要
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本論文ではGA(遺伝的アルゴリズム)を用いる新たなだ円検出法を提案する.この手法は, まず, エッジ方向が類似した, 隣接するエッジ点同士を一つの領域(線分領域と呼ぶ)にまとめた後, 線分領域の中からだ円弧の候補領域を選び出す.次に, 「だ円弧の候補として選ばれた線分領域から3個の線分領域を選び, これら3個の線分領域に最も適合するだ円を生成する」という処理を繰り返し, 適合度最大のだ円を探索する.一般に画像中のエッジ点数は数百〜数千となるので, 画像から5個のエッジ点を選びながらだ円を生成し, 適合度最大のだ円を探索するという単純なGAでは, 多くの計算時間を必要とする.一方, 本論文の手法によってだ円弧の候補として選ばれる線分領域の数は数十程度となるので, 本論文の手法によって高速なだ円検出が可能となる.そして, 実験結果から, 提案しただ円検出法の有効性が確かめられた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-09-25
著者
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