周長最大化によるディジタル曲線の多角形近似
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概要
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ディジタル曲線の多角形近似は,コンピュータによる2次元物体認識のための重要な処理の一つである.本論文では,多角形の原曲線に対する近似の細かさを多角形の頂点数で与え,与えられた頂点数をもつ多角形の中で周長(多角形の辺の長さの総和)が最大の多角形によって原曲線を近似する,という多角形近似手法を提案する.以後,この多角形近似手法を周長最大化多角形近似手法と呼ぶ.本論文では,周長最大化多角形近似手法として遺伝的アルゴリズムを用いる手法を提案する.実験結果から,提案手法が従来手法よりも,原曲線のもつ角の位置,形状を十分よく近似できることが確かめられた.2次元物体の形状は,物体境界線上の角によって特徴づけられることから,提案手法は2次元物体認識における物体境界線の多角形近似のための有効な手法であると考えられる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-11-25
著者
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