聴覚障害者のための教育コンテンツ制作を通した情報デザインの研究(<特集>福祉情報工学と画像処理、一般)
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概要
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近年、インターネットや携帯電話メールなどの通信手段の発達は、情報弱者であった聴覚障害者に大きな恩恵をもたらした。しかしその使用技術を習得するためのマニュアル類に関しては、決して聴覚障害者に対して優しいものとは言えないのが現状である。一般的な認識で言えば、聴覚障害者には文字情報を与えることによって、正確な情報伝達が完了すると考えられているからである。しかし聴覚障害を持った人々はその障害の度合いや受けてきた教育によって必要とされる情報に大きな違いがあることは、一般的には意外と知られていない。難聴の方には音声を、口話法を学んだ方には唇の動きを、手話、指文字、キュードスピーチ等などの教育を受けている方には手の動きを、と様々な伝達手段が必要になってくるのである。そこに現代の発達したマルチメディア技術を活かすことによって、あらゆる聴覚障害者の方に均一な情報を与えることができるのではないだろうかという考えに至った。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-03-11
著者
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