高画質液晶テレビの信号処理(組込技術とネットワークに関するワークショップ)

概要

論文の詳細を見る
シャープでは、業界最高サイズのHDフルスペック規格液晶テレビ;アクオスLC-45GD1を開発した。アクオスLC-45GD1は、従来にない大画面テレビのカテゴリーをはじめて切り開いた製品で、最新の液晶技術と回路技術で実現された。この論文では、同液晶テレビで高い画質を実現する重要な要素技術となった、10ビット信号処理を中心に述べる。この技術は、フルHD液晶テレビに向けて特に開発された"The New AQUOS Platform"の中心部をなす、"The LCD Panel Driver Engine"と"The Digital Imaging Engine for Enhanced Picture Quality"に搭載されている。アクオスLC-45GD1では、大画面液晶テレビとして、フルスペックのHD液晶パネルと"The Intelligent Environment Illumination Sensor"を、この10ビット信号処理と組み合わせることで、高い画質を得ることに成功した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-03-10