超音波キャビテーションによる環境ホルモンの分解(一般及び非線形音響)

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概要

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超音波キャビテーションによって、水中に含まれる環境ホルモン等の有害化学物質を分解することができる。分解機構として、キャビテーション気泡内部の熱分解や、OHラジカルの反応による分解が挙げられるが、詳細なメカニズムはわかっていない。本研究では、有害化学物質を超音波で分解する際、水中に含まれる溶存ガスを換えることで、分解速度、分解生成物にどのような違いが表れるかを調べた。結果として、酸素を用いた場合に最も速い分解速度を得た。また、酸素・空気では、アルゴン・窒素に見られない特有の中間生成物の存在を確認できた。酸素下ではこの中間生成物を経由した分解プロセスをたどることで、最も速い分解速度を得ることができたと考えられる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-05-06

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