手ぶれ補正つきペイントツールにおける最適補正値の設定(ヒューマンコミュニケーショングループ (HCG) シンポジウム)
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概要
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我々は不随意運動などによってマウスを自由に操作できない人のための移動平均法を用いた手ぶれ補正機能つきペイントツールの開発を行ってきた.そして, 開発したペイントツールの評価を医療機関にて行い, 手ぶれ補正効果が有効であることが示された.これまでは, 移動平均を取るポイントの個数nを被験者の障害の度合いに関係なく一定にして実験を行っていたが, 障害には個人差が大きく, 移動平均を取る個数nを個人ごとに設定することが要求される.本報告では健常者のデータを収集し, 補正の必要な手ぶれの周波数, 大きさ等の調査を行って最適値設定の自動化を行った.自動設定された最適な補正値を障害を持つ被験者に提示し, 提示した補正値が妥当だったか主観的意見を聞いた.その結果, 80%の被験者から補正を行わない場合に比べ, 補正を行う方が良いという意見となった.
- 2005-03-18
著者
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