複数ゲートウェイを用いた移動コンピュータ群間間欠的通信プロトコル
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概要
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近年、高性能で低価格のノート型PCやPDA、自律移動ロボット等の移動コンピュータ間の通信手段として無線LANプロトコルの普及が進んでいる。ここでは、移動コンピュータ間の距離が無線信号の到達距離以下であるときにのみ、メッセージの交換が可能である。特に、コンピュータの移動速度が大きい場合、移動コンピュータ間で交換できるデータ量が小さくなる。これに対して、相対速度が小さく、互いにマルチホップのメッセージ交換が可能である複数のコンピュータをひとつの群(クラスタ)として管理するルーティングプロトコルCC-WSCPがある。ここでは、高速移動コンピュータ群間の間欠的通信を支援するために、移動コンピュータ群内のマルチホップルーティングとそれぞれの移動コンピュータ群のゲートウェイ間のメッセージ転送および群の移動にともなうゲートウェイ切替機構との組み合わせによって、より大量の情報を交換することを可能としている。本論文では、群間の通信路を複数にすることによって、より大量のデータ交換を可能とするCC-WSCP-MCプロトコルを提案する。
- 2005-02-24
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