レチナールタンパク質を固定化した脂質2分子膜修飾電極の光応答
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概要
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我々は光駆動性イオンポンプ機能を有する膜タンパク質、 ハロロドプシンおよびバクテリオロドプシンを用いるバイオ素子に関する研究を行っている。これらのタンパク質は光を吸収してそれぞれ塩素イオンおよびプロトンを輸送する。膜タンパク質を細胞膜小胞体の形で脂質2分子膜で修飾した電極上に吸着固定し、その電極の光応答性について検討した。その結果、光誘起性電位変化および電流変化を検出した。さらに、これらの応答はイオン輸送を反映していることが示された。また、ハロロドプシンを固定化した電極での光誘起性電流は塩素イオン濃度依存性を示した。このことから、本電極は塩素イオンセンサーとしての可能性が示された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-06-21
著者
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