遅延最適化のためのファンアウト調整アルゴリズム

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概要

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本稿では、テクノロジ依存の論理合成の段階で、フィンアウト部分にバッファを挿入することにより遅延の最適化を行う方法を提案する。本手法は、基本的には従来法の一つであるボトムアップ法に基づくが、極性の扱いとファンアウト木生成後にファンアウト数を再調整する点に特徴を持つ。実験結果より、従来のボトムアップ法と比べて、生成する回路の遅延が平均5%短縮できた。また、他の従来法で、遅延最適化能力が高いとされるLT木法と比べて、より高速に同程度の遅延の回路を生成でき、本手法が有効であることが示された。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-06-23

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