高速コンピュータ通信向け整数倍長転送方式における転送効率特性とスイッチ実現方法の一検討

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概要

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今後のインターネット需要やデータ通信の高速・高品質要求等を考慮すると、長い可変長のIPパケット等を高速・高機能に転送できる方式が必要と考え、既存セルヘッダに必要な諸機能を追加した方式を提案した。その中で、セル長については、転送ノード等でのハードウェアの転送処理単位を"基本長"とし、パケット長に応じてその整数倍の長さのセルを用いる"整数倍長転送方式"を提案した。本稿では、提案方式が既存ATM方式に比べて、高速処理性では同等で、転送効率の点では優れており、セルタックス問題やデッドセル問題を解決できることを示した。また、検討課題であった整数倍長転送方式用スイッチの実現方法を提案した。このスイッチは、既存ATMスイッチと基本構成が同じで、既存ATMスイッチに幾つかの機能を追加することで実現でき、LSIの製造もそれほど難しくないと考えられる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-10-15

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