ひずみに対するマスキング効果を利用した電子透かし画像の高品位化
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概要
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耐性を維持しつつ高品位な電子透かし画像を実現する手法を提案する.本手法は, 透かし重畳処理と, マスキング処理から成る.前者は, 乱数系列(透かし情報)を原画像のDCT係数に重畳する.後者は, 輝度変化と同方向の輝度変化重畳は視覚感度が低いという特性(マスキング効果)を利用して画質劣化(ひずみ)を抑圧する.その際, 原画像の方向とひずみの方向に依存した輝度変化を抽出するためGaborフィルタを用いている.人間の視覚特性を考慮した画質評価尺度(MPSNR)を用いた評価実験により, 本手法が電子透かしの耐性を維持しつつ画像を高品位化する事を確認した.マスキング処理は透かし重畳処理と独立であり, 種々の重畳処理と組み合わせ可能である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-03-10
著者
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栄藤 稔
松下技研株式会社情報・ネットワーク研究所:(現)(株)nttドコモマルチメディア研究所
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野口 栄治
松下電器産業株式会社先端技術研究所
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高橋 学
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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栄藤 稔
松下技研株式会社情報・ネットワーク研究所
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