画像相関最大化に基づくエピポーラ幾何推定
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概要
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2枚の画像の画像相関を基準とするエピポーラ幾何パラメータ推定方法を提案する.本手法の特徴は, 画像間の特徴点対応を用いた従来のエピポーラ幾何パラメータ推定法と異なり, 画像内のブロックマッチングの結果を2次関数によって近似したパラメトリックブロック相関関数を用いることである.本手法では, まず, 2枚の画像でブロックマッチングを行い, パラメトリックブロック相関関数を得る.次に, 得られたパラメトリックブロック相関関数をエピポーラ幾何パラメータによりロバスト推定を用いて最小化し, エピポーラ幾何パラメータを推定する.本論文では, 線形解法に基づいてエピポーラ幾何パラメータを推定する手法を述べ, それを初期値として非線形解法に基づいてエピポーラ幾何パラメータを推定する手法を述べる.最後に, 実画像を用いた実験によって, 画像相関が高いエピポーラ幾何パラメータが推定できることを示す.それにより, 本手法は, 画像符号化の符号化効率向上や画像合成の画質向上に有効であることを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-01-01
著者
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栄藤 稔
松下技研株式会社情報・ネットワーク研究所:(現)(株)nttドコモマルチメディア研究所
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畑 幸一
松下技研株式会社情報・ネットワーク研究所:(現)松下電器産業株式会社デジタルネットワーク開発センター
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栄藤 稔
松下技研株式会社情報・ネットワーク研究所
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