カラー静止画像の可逆・準可逆符号化法

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概要

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医療、美術、印刷など高精細な画像が要求される分野においては、原画像を無歪みで再生できる可逆符号化あるいは実用上可逆庄縮に近い品質が得られる準可逆符号化が必要とされている。本論文においては、カラー静止画像を対象とした可逆・準可逆符号化法を提案する。最初に、可逆なカラー変換を提案することにより圧縮効率に優れた可逆符号化法を提案する。更に、提案した可逆符号化法を基盤として、原画像に対する再生画像の歪みを任意の値±p(但し、pは正の整数)以内に制御可能な準可逆符号化法を提案する。提案手法の特徴は、1)統一したアルゴリズムによる可逆・準可逆符号化の実現、2)可逆符号化における高い圧縮率、3)濃淡画像を対象とした可逆符号化との互換性、4)準可逆符号化における再生画像品質の可制御性、5)付加情報量が少ない、などが挙げられる。超高精細画像を対象としたシミュレーションにより、有効性を検証した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-04-23

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