小容量高能率ディジタル回線多重化装置の試作について
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概要
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本報告では、64kbps〜384kbpsのディジタル専用線を対象とした、高通話品質を確保しつつ、高声情報及びFAX情報を効率的に多重化伝送する、小容量高能率ディジタル回路多重化装置(本稿では、この装置を「SS-DCME(S__-mall-S__-caleD__-igital C__-ircuit M__-ultiplication E__-quipment)」と略す)の試作結果及び基本特性の評価結果について報告する。本装置は、音声通信には実時間伝送が必要であるのに対して、FAX通信には必ずしも必要でないという点に着目し、ある通話の無音情報の代わりに、別の通話の有音情報を伝送したり、一旦蓄積されたFAX情報をMMR符号化変換して伝送することにより、多重化効率を改善している。また、音声パケットのバッファ遅延機能及び破棄, 補間機能により過負荷時の通話品質の劣化を防いでいる。更に、配達通知機能により蓄積型FAX伝送の欠点を補っている。基本特性を評価した結果、128kbpsのディジタル専用線への置の接続を想定した場合、音声呼をフルローディング状態で負荷し更にFAX伝送を行っていても、最大17chの高品質な音声回線を確保できることが確認された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-11-19
著者
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