静電気耐性試験機における放電波形の変動要因
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概要
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旧型静電気耐性試験機の放電ガンに高耐電圧開閉器を取付け、IEC801-2特有の接触放電波形を発生できるようにした。高耐電圧開閉器を使用しても、開閉器内の接点間の放電により波形の初期ピークが失われた。また、3種類の放電電極を製作し負荷容量の変化による波形の差を測定したが、差は認められなかった。静電気耐性試験機の解析モデルを作成し時間応答を集中定数型回路シミュレータにより検討した。この結果をもとに、試験機の放電ガン部の接地線として、形状の異なる2種類の電線使用時の特性を検討し、放電抵抗周辺の浮遊容量と接地線のインダクタンスおよび対地静電容量の相互作用により放電波形が変化することを明らかにした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-12-09
著者
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