曲がり部の曲率に対する共平面形線路の透過特性

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概要

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共平面形線路(CPW)では、信号導体と同一平面上に二つの接地導体がある線路構造のため、その曲がり部における透過特性には、マイクロストリップ線路(MSL)とは異なる特性が現れるものと考えられる。筆者らは、種々の曲がり角を有するCPWの透過特性の測定結果から、各曲がり角に対して透過レベルの落ち込む周波数が存在することを見いだし、スロット行路差に着目して考察を行った。本報告では、曲がり角が一定で、種々の曲率を有する線路を作製し、その周波数特性の測定を行っている。また、同じ曲率のMSLも作製し、その周波数特性の測定を行い、比較検討を行っている。MSLには見られないCPW独特の透過レベルの落ち込みが、曲率半径を大きくすることにより小さくなる結果を得ている。
社団法人電子情報通信学会の論文
1993-12-13

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